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営業部のブログ 2009.08.06

”グリストラップ” さようなら?

名古屋工業大の堀克敏准教授(生物工学)の研究グループは、
飲食店の廃水から出た油成分を、細菌を利用して分解する新しい技術を開発し、
実証実験に成功した。企業と連携して3年後の実用化を目指す。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同研究事業の一環。
レストランなどの飲食店では、
廃水と一緒に流される油の処理のため、
専用タンクを設置することが義務付けられている。
タンク内にたまった油は、
店側が定期的に専門業者に処理を委託するなどコストがかかり、
処理を怠った場合は不衛生になるなどの問題を抱えている。
グループは、微生物を活用して、タンク内で油分を分解する技術を研究。
タンク内の弱酸性の環境下でも、油を効率的に分解する能力のある2つの細菌を発見した。
菌を入れるだけでは、廃水と一緒に流れてしまうため、
その菌を炭や炭素繊維に定着させることでタンク内での分解に成功した。
大学内の食堂で実証実験を行ったところ、
1リットルあたり3000ミリグラムあった油が1週間後には60から70ミリグラムまで減少した。
堀准教授は「効率的に分解でき、環境にも優しい。コスト面など飲食店への効果も大きい」と話している。
~中日新聞より~
飲食店で働いたことのある人であれば、あの大変な作業がなくなるとなると、従業員もオーナーさんもみんな喜びますね。
地球にも優しい 飲食業界ってなんだか気分爽快です。