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営業部のブログ 2010.10.26

飲食求人紹介人 ~強制試食で30キロ増の元店長、賠償勝ち取る~

グラサンです[:ニヒル:]
太ったのはマックのせい!強制試食で30キロ増の元店長、賠償勝ち取る
「太りすぎたのはハンバーガーのせい―」。
ブラジルのマクドナルド元店長の訴えが、裁判所で認められた。
同国有力紙「エスタード・デ・サンパウロ」によると、32歳の男性が同国南部のリオグランデドスル州の労働裁判所に「12年間で30キロ太ったのは、ハンバーガー試食を強制させられたから」と提訴。
訴えが認められ、同社ブラジル本部は3万レアル(約140万円)の支払いを命ぜられた。
不服とする同社は控訴する方針だという。
職場のハンバーガーチェーン店で、ほぼ毎日食べることを強制されていたのは、ハンバーガー、フライドポテト、ドリンク、おまけにアイスクリーム…。
この生活が12年間続き、たまりかねた元店長の男性は裁判を起こしてしまった。
「従業員に無料提供される昼食は、高カロリーのメニューばかり。70キロ余りだった体重が、12年間で105キロまで増えてしまった。これは会社の責任だ」と主張。
ハンバーガーの試食を事実上強制された理由は、会社が各店舗に送り込んでくる覆面調査員による味のチェックに備えるためだったというのだ。
「マクドナルドのハンバーガーで肥満になった」との訴えは、2002年に米国で起こされた先例がある。
10代の女性らが糖尿病などの健康被害を受けたとして損害賠償を請求したが、ニューヨーク連邦地裁は「消費者側の自己責任」として訴えを退けた。
翌年、再提訴がなされたが、結果は同じだった。
だが、今回のブラジルのケースは、原告が消費者ではなく従業員であり、職務上強制的に食べさせられたと主張している点が大きく異なる。
労働裁判所は、職務と肥満に因果関係があると認めて、男性に賠償金を支払うよう命じた。
これに対し同社は「従業員にはバランスのとれたメニューを出しており、法的に問題はない」として控訴を検討しているという。
覆面調査(ミステリーショッパー)は日本のマクドナルドでも行われているという。
通常は調査会社に委託し、アルバイト調査員が客として商品の品質、提供のスピード、接客態度などをチェックする。
しかし、今回のブラジルの件を聞いた日本法人の広報は困惑。
「経験の浅い従業員がトレーニングで味見することはあり得ますが、試食を毎日強制するようなことは日本では考えられない。コメントのしようがありません」と話した。

グラサン[:ニヒル:]