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営業部のブログ 2010.05.16

飲食派遣紹介人 ~コーヒー・ファーストフード・カフェ・喫茶店~

グラサンです[:ニヒル:]

■マックやモスが、コーヒーを強化する理由
大手ファストフードチェーンが、コーヒーの販売を強化している。
マクドナルドは昨年11月に「カプチーノ」などを投入したほか、モスバーガーも昨年10月に「プレミアムブレンドコーヒー」の販売を開始。
各社がコーヒーに力を入れる背景には、何があるのだろうか。
マックは昨年11月から、「カプチーノ」などコーヒーの新メニュー7種類を東京都内と福岡県内の一部店舗で販売した。
独自開発した機械でつくるエスプレッソベースの「キャラメルラテ」などで、価格は190~300円。
専門店に比べ2~3割安いとしており、低価格をテコに顧客の囲い込みを目指す。
これに加え、昨年8~10月に期間限定で実施した「プレミアムローストコーヒー(S)」を無料で提供するキャンペーンを今月4~8日に実施するなど、コーヒーの味に対する認知度向上に全力を注いでいる。
マックがコーヒー販売の強化を急ぐのは、先行してコーヒー類の品ぞろえと販売を強化した米国マックの08年の飲料売上高が10億ドル(約920億円)増となるなど絶好調なためだ。
日本マクドナルドホールディングスの原田泳幸会長兼社長は「コーヒーは新規顧客を獲得するのに不可欠で、お得感のある商品で市場を活性化させる」とし、日本でもコーヒーの販売を一気に拡大させる方針だ。
マックに対抗して、「モスバーガー」を運営するモスフードサービスも、豆の品質を高めながら価格を220円に抑えた「プレミアムブレンドコーヒー」を昨年10月に売り出し、販売が好調に推移しているという。
■見えない打開策
日本フードサービス協会によると、コーヒー店など「喫茶」業態の客数は昨年11月までに16カ月連続で前年同月を下回るなど“大苦戦”が続く。
節約のため外出を控える「巣ごもり」現象に拍車がかかり、家でコーヒーをつくる消費者が増えたほか、マックなど「低価格業態との競争に拍車がかかった」(ドトール・日レスホールディングスの星野正則社長)ためだ。
実際、スターバックスの既存店売上高は昨年11月までに12カ月連続で減少し、ドトールも13カ月連続で縮小。
さらに、販売苦戦が続いていた「アートコーヒー」を運営するアートカフェは、外食大手のゼンショーに全35店を売却するなど、専門店は淘汰(とうた)の荒波にさらされている。
販売巻き返しに向け、ドトールがポイントカード「Tカード」の導入などでリピーターを増やす戦略を仕掛けるが、大幅な客数の増加にはつながっていない。
マックなどファストフードとのコーヒー競争が激化する中で、専門店が“打開策”を見いだせていないのが実情との事です。

グラサン[:ニヒル:]